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BLOG and COLUMN
時を流れる川で小舟を漕ぐ  
ふと考え事に耽る時に、時間の流れや世の中の流れを、川の流れに置き換えながら考える時があります。

社会の中の時間で生きていくというのは、幅の広い流れがゆったりした川を、手漕ぎの舟で上流に向かう事に似ているのではないかと思います。

私達一人一人がそれぞれ自分の力で漕ぐ小さな舟。
その舟は、左右遥か彼方に漸く両岸が見える程の広い川の真ん中に浮かんでいます。

指標となる両岸が遠いので、少しばかり移動したぐらいでは、その舟が本当に動いたのかどうかもわかりません。
ですが、川の水は、ゆっくりゆっくりと下流に向かって流れています。

その川の中で、ある者はしゃかりきになって舟を漕ぎ、急いで上流を目指します。
またある者は、マイペースでゆっくりと漕いでいます。
そしてまたある者は、漕いでも漕がなくても変わらないと思い込み、「ここで良いや」とオールを収め、くつろいでいます。舟を漕いでいる人達を見て「ご苦労さん」と声をかける者もいます。

実はこの川、下流に行くに従って、徐々に流れが速くなります。

いつの間にか自分が後ろ(下流)に流されていたんだという事に気付いて、元の場所に戻ろうとする時には、相当な腕力が必要になります。何もしていなかったので筋肉も落ちて、力強く漕げなくなっているかも知れません。


川の流れは、世の中の流れであり時の流れ。
舟は自分の立ち位置。漕ぎ手である“自分”の身体は、所謂“努力”であったり、“鍛錬”であったり“勉強する事”の象徴であったりします。

現状に満足して何もしなければ、気付かぬ内に現状より悪くなっていく事が多い気がします。
少し努力して鍛錬して、漸く現状維持。
今より良くなろうと思えば常に自分を磨き続けなければならないでしょう。

“人生、死ぬまで勉強”とはよく言ったものです。

時には速く、時にはゆっくりと、時間の川に浮かぶ舟を漕ぎ続けたいと思います。
by artz-inc | 2010-07-09 19:01 | フリートーク
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